【No361】令和7年度雇用保険料率の改定について

厚生労働省は、令和7年度(令和7年4月1日から令和8年3月31日まで)の雇用保険料率について公表しました。ここ数年、雇用保険料率は引き上げが続いておりましたが、令和7年度は0.1%の引き下げとなりました。今回の医業経営FPNewsでは令和7年度の雇用保険料率の改定についてご案内します。

1.令和7年度雇用保険料率 (赤字が変更部分)

 令和7年度の雇用保険料率は下記の表のとおりです。医療機関は一般の事業に該当し、全体で前年度から0.1%(被保険者負担分0.05%、事業主負担分0.05%)の引き下げとなります。

厚生労働省 令和7(2025)年度 雇用保険料率のご案内より引用

 2.労災保険料率について

令和7年度の労災保険料率については、令和6年度と同率です。医療機関はその他の各種事業に該当し、0.3%から変更ありません。

3.4月からの給与計算への影響

給与計算に関して、保険料率の変更のタイミングは、支払日を基準とするのではなく、給与締め日が基準となりますので、令和7年4月1日以降に締め日が到来する給与から改定後の保険料率(0.55%)で計算をすることとなります。

(文責:税理士法人FP総合研究所)