【No969】相続税の申告書第11表の様式改定について

国税庁より令和6年分の相続税の申告書等の様式一覧の発表がありました。そのなかで、第11表の様式が大幅に改定されたため、ご紹介させていただきます。

1)概要 

相続税の申告書第11表(相続税がかかる財産の明細書)については、不動産や預貯金、有価証券などの全ての財産で同じ様式を使用しておりましたが、令和6年1月以降に相続開始分の相続税の申告書から、各財産の種類別に所在場所や数量等の記載方法を明確化し、申告書作成に当たっての利便性の向上を図ることを目的として、相続税の申告書第11表(相続税がかかる財産の明細書)の様式を分割するなどの改訂を行うこととしました。

なお、令和6年分の相続税の申告については、旧様式(令和2年4月分以降用)の提出も可能とされています。

【国税庁HP:「相続税申告書第11表の様式改定」より】

2)改訂後の相続税の申告書第11表イメージ【国税庁HP:相続税の申告のしかた(令和6年分)より】 

①第11表(合計表)

②第11表の付表1(土地・家屋等用)

③第11表の付表2(有価証券用)

④第11表の付表3(現金・預貯金等用)

⑤第11表の付表4(その他の財産用)

(文責:税理士法人FP総合研究所)